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栄養科

栄養科

 栄養科では患者様おひとりおひとりの病態や栄養状態を把握し、適切なお食事を提供できるよう心がけ、口腔機能に合わせた食事形態を考慮するとともに、安心して召し上がっていただけるよう衛生管理の徹底を行っています。
 近年、過食に伴う生活習慣病のリスクが高まる一方で、摂取不足に伴う低栄養と筋肉減少が合わさった「サルコペニア」のリスクも高まっています。双方ともに食事と運動が深く関わっており、栄養とリハビリのバランスが重要であることが明確になってきました。このような様々な栄養問題を考慮しながら患者様のサポートを行い、早期回復を目指しています。

診察内容

●栄養指導
 年々「食」への関心は高まってきています。様々な情報が飛び交う中、すべての情報を実践することはなかなか困難です。そこで栄養科では個別対応で本人様や家族様を対象に、疾病の治療や予防を目的とした栄養指導、ダイエットや食欲不振など、様々な状態や状況に応じた食事相談・アドバイスも行っています。
 「食事制限」という言葉を聞くと不安になることもあるかと思いますが、食材の選び方や組み合わせ、調理方法の工夫などで改善できる場合もあります。
これらを通して、正しい栄養知識を習得していただき、日々の生活に役立つようにサポートしていきます。
 外来・入院患者さんだけでなく、開業医からの紹介の場合でも積極的に行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

●アスリート食
 病気の早期快癒とスポーツ競技への早期復帰を目指して、特別メニュー「アスリート食」の提供を行っています。医師の指示により1日2500kcal・3500kcalで対応しています。事前に管理栄養士が面談を行いしっかりと食事を取り、リハビリに専念できる環境づくりを目指しています。

●嚥下食
 絶食から経口移行へのステップとして、経口開始食・訓練食・移行食・嚥下食の4段階に分かれており、段階毎に患者様の環境と口腔機能に合わせた食事形態を考慮しています。
 認識する力・噛む力・飲み込む力が弱くなっても、『口から美味しく食べられる』ことを大切にするため、言語聴覚士の協力は欠かせません。退院時には家族でも簡単にできる食事形態の工夫や加工品の提案も行っています。

スタッフのご紹介

●管理栄養士
2名

スタッフコメント
入院中の食事は普通食から、糖尿病・心臓病・脂質異常などの病態に合わせた治療食や、スポーツ競技への早期復帰を目的としたアスリート食といった特別食があります。その中には、食べる機能が低下した方をケアするための嚥下食も含まれています。
食種によって制限はありますが、食事は入院生活の楽しみの1つです。栄養士・調理師と話し合い、季節の野菜や行事食も取り入れ美味しく仕上げる工夫を日々考慮しています。そして、患者様の声をよく聴き、医師・病院スタッフと連携しながらより善い食事を提供してゆく次第です。
また、栄養指導・栄養相談を通して地域連携にも関わり、情報や知識の共有ができるよう協力していきたいと思います。

食事が患者様の笑顔に繋がる手助けとなれば幸いです。

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